リハビリテーションの役割とは

リハビリテーションの語源や歴史、チーム体制での取り組みの意義や目的、
リハビリテーションの回復の流れについてまとめて紹介しています。

リハビリの語源や歴史

リハビリで知られるリハビリテーションは、心身や社会的に一定の生活水準達成を目指す、能力低下の改善や回復を行う行為と過程のことです。言葉の由来はラテン語で、再びを意味するreと、適したという意味を持つhabilisを組み合わせて作られています。

『再び適した状態になる』、あるいは『本来の状態に回復する』といったような意味合いもあります。猿人と原人の間を指すホモ・ハビリスは、道具が使えることや手先が器用なのが特徴で、これを語源とする説も存在します。

いずれにしても、日本では病気や怪我の回復に使う言葉ですが、アメリカやヨーロッパ圏においては、権利の回復や犯罪者などの社会復帰にも用いられます。

チーム医療のシステム

リハビリテーションは、WHOの定義だと低下した能力を改善したり、障害者が社会的に活躍する手段も含みます。日本の現場に限定すると、病気や外傷などで心や身体の機能に問題が起きた場合、本人と生活環境を対象として、専門のスタッフが問題解決を支援するのが一般的です。

例えば、生活に支障が生じている時、これをどのように解決するか専門家が話し合い、その人に適したサポートが行われます。通常、専門家は複数人がチームを組み、それぞれの分野に精通している人達が協力して1つずつ問題の解決にあたります。

チームに加わるメンバーは、リハビリの専門医や看護師を始めとして、理学療法士と作業療法士や言語聴覚士、それに視能訓練士や臨床心理士に義肢装具士などです。他にも、臨床工学技士と柔道整復師やソーシャルワーカーも、必要に応じてチームに加わり協業する形となります。

リハビリの段階について

リハビリテーションには複数の段階があって、急性期と回復期や維持期の3つに分けられます。

急性期は発症した当日から2、3週間の間で安静は必要ですが、いわゆる廃用症候群と呼ばれる身体の機能低下を防ぐリハビリが行われることがあります。当然ながら急性期の間は健常者とは程遠い状態なので、状態が悪化しないよう万全にリスクが対策されます。特に、この期間は関節の可動域や筋力低下が著しい傾向ですから、これらを防ぐアプローチが中心です。

更に加えて、ADLと呼ばれる日常生活動作訓練や摂食に嚥下と食事動作、それから尿意や便意などのコントロールもリハビリテーションの対象です。発症後1ヶ月から4ヶ月は、急性期の治療を終えて回復期リハビリテーションを必要とする、特に重要度の高い期間です。

リハビリの体験談

母が脳梗塞を発症し1ヶ月入院し、食事療法とリハビリでなんとか自宅療養できるようになりました。その後も、2週間に1回程度、整形外科でリハビリを続けているのですが、母は両足のつっぱりがひどいみたいで、歩くのもしんどそうです。それでも看護師さんが根気強くいつも笑顔で対応してくれているので、母も痛みに耐えながら毎回頑張っています。

リハビリだけでなく、病院で教わった方法を自宅でも並行しておこなっていて、少しずつ状態は良くなっているみたいですが、やはり時間はかかりますね。。母も高齢なので、その分完治するまでの期間はどうしても長くなってしまいます。今回、病院への入院費や、リハビリの通院で、年金ぐらしの母親に代わり、うちの家計から支払ったのですが、いろいろな出費が重なったため生活費をかなり圧迫してしまい、一時的にお金がショートしてしまったのです。既に何回かカードローンを利用していたので、ブラックになっている可能性も高く借りれるかどうかドキドキしましたが、大阪弁のおばちゃんが面白く真面目に紹介してくれているので読みやすくて参考になりました。
ブラックでも借りれる?

回復期のリハビリテーション

リハビリ継続の必要性が回復期リハビリテーションを行う前提ですが、入院中の患者さんであれば、病棟のスタッフと専門チームが協力してADL訓練に取り組みます。

具体的には、食事をベッドから食堂に移動して摂ったり、トイレに出向いて自分で排泄が行えるようにするなどです。

体力の低下で行動範囲が限定されていると、本人が1人でこれらの活動ができるまで回復するのは難しく、気力も低下してしまう恐れがあります。

しかし、サポートチームの協力によって、1つずつできることを増やしたり、自分で大部分の生活が可能となるよう支援されます。

発症から4ヶ月が経過すると維持期に入り、急性期や回復期リハビリテーションで取り戻した機能を維持する段階に移行します。

退院した後のリハビリの流れ

退院した後は、外来や訪問に通所といった形で、リハビリテーションを続けることができるようになっています。

脳卒中などの脳障害は、麻痺が残るなどで運動機能に大きな影響がありますし、難病を抱えている人も同様に困難に直面する状況です。

障害・難病リハビリテーションでは、このような問題により特化したサポートが提供され、身体機能低下防止や動作の訓練と工夫に補助具を使った能力の改善・維持を図ります。

リハビリテーションの目的

基本的に、リハビリテーションは入院前の機能回復と維持を目的としていて、まずは悪化を防ぎ、次に回復のサポートや維持へと目標が変わります。どの段階でも欠かすことができないのは、各分野の専門家がタッグを組んで協力するチーム医療です。

チーム医療は医師がチームの中心になり、看護師が幅広く精神面や診療などの日常的なケアを担います。

看護補助者は、入院中の食事と入浴や排泄といった、生活の基本的な部分をトータルでサポートします。

理学療法士は医師の指示によって、運動機能の改善や起き上がりに立ち上がり動作と、歩行などの回復を目指して物理的に支援するのが特徴です。

一方、作業療法士は作業活動を通じることで、着替えと入浴や料理など、日常生活のより具体的な活動ができるように支援します。

患者さんに脳の障害が起こっている場合は、言語聴覚士が読み書きや記憶力の改善に、会話の問題と飲食物の飲み込みを改善へと導きます。

医療ソーシャルワーカーは、家族とも連携を取り、在宅や社会復帰に向けた社会福祉制度の紹介と支援や、必要に応じた人材の手配などを請け負う専門家です。

健康的な生活を食事で支える管理栄養士と、薬の使い方や飲み合わせなどの説明と指導を行う薬剤師も加わり、患者さんを多角的に支援するチーム医療が実現します。

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